【YOLO26】Ultralyticsが放つ最新物体検出。エッジ・低消費電力向けに最適化された2026年モデル

| 8 min read

📝 記事について: 本記事は、50近辺のくたびれた貧乏なおっさんの筆者が、「新しい技術」「このサービスおもしろいな~~」「このアプリおもしろいな~~」「ほしいな~~」「かいたいな~~」と思った製品・サービスについて、公開情報を調べてまとめたものです。実際に製品やサービスを使用・体験したわけではありません。内容の正確性については、必ず公式情報やデータソースをご確認ください。

Ultralyticsが2026年1月に発表したYOLO26は、エッジ・低消費電力向けの物体検出・セグメンテーション・ポーズ推定モデルです。
NMS不要のEnd-to-Endで、CPU推論が最大約43%高速。Nano版はスマートフォンやスマートカメラでのリアルタイムAIに適します。

Core Insights

  • End-to-End設計: NMS不要でデプロイが容易、推論も高速。
  • MuSGD: 学習の安定化と収束の短縮。
  • 5サイズ・5タスク: Nano/S/M/L/XL、検出・セグ・ポーズ・OBB・分類に対応。
  • ライセンス: デフォルトAGPL-3.0。商用はEnterprise、学術はAcademicを要問い合わせ。

YOLO26の特徴と従来版(YOLO11)との違い

YOLO26は2026年1月14日リリース(YOLO26 vs. YOLO11)。YOLO11(2024年9月)との主な違いは次のとおりです。

  • NMS不要のEnd-to-End:
    推論後のNMSを廃止し、検出をネットワーク内で完結。レイテンシが安定し、エッジ・IoT向き。
  • DFL廃止:
    ONNX・CoreMLなどへのエクスポートが簡素化され、低消費電力デバイスとの相性が向上。
  • MuSGD:
    SGDとMuonのハイブリッド。LLM学習の知見を転用し、学習の安定化・収束の短縮。
  • ProgLoss + STAL:
    小物体検出を強化。IoT・ロボ・航空画像で重要。
  • CPU推論が最大約43%高速:
    同一条件でYOLO26n 38.9ms、YOLO11n 56.1ms(Nano)。

このほか、セグメンテーションの損失・プロトモジュール、ポーズのRLE、OBBの角度損失など、タスク別の改善が公式に言及されています。

モデルバリアント一覧(物体検出・Detection)と容量・速度

公式(Ultralytics YOLO26)のDetection(COCO)ベンチマーク。入力640px。

モデル mAP50-95 params (M) FLOPs (B) CPU ONNX (ms) T4 TensorRT (ms)
YOLO26n40.92.45.438.91.7
YOLO26s48.69.520.787.22.5
YOLO26m53.120.468.2220.04.7
YOLO26l55.024.886.4286.26.2
YOLO26x57.555.7193.9525.811.8

検出用モデル(yolo26n.pt 等)の目安ファイルサイズ:Nano 約5MB、Small 約19MB、Medium 約42MB、Large 約51MB、XL 約113MB(タスク・形式で変動)。

スケーリング係数は Nano 0.50/0.25、Small 0.50/0.50、Medium 0.50/1.00、Large 1.00/1.00、XL 1.00/1.50(depth/width)。

対応タスクとファイル名

各サイズ(n/s/m/l/x)で、Detection・Segmentation・Pose・OBB・Classification の5タスクに対応(例:yolo26n.pt, yolo26n-seg.pt 等)。開いた語彙向けのYOLOE-26(テキスト/ビジュアルプロンプト・プロンプトフリー)も利用可能です。

ライセンス(公式情報に基づく)

YOLO26のみのライセンスはありません。 YOLOファミリ全体に共通のライセンスが適用され、YOLO26単体の契約はできません。

オープンソースはAGPL-3.0、商用・学術はEnterprise/Academic(いずれも「YOLO一式」対象)。Ultralyticsが唯一の提供元で、認可外の再配布・サブライセンスは不可(LicenseLegal)。

1. AGPL-3.0(オープンソース)

デフォルトはAGPL-3.0。訓練済みモデルも対象(FAQ)。

  • 対象: 学生・愛好家。OSI承認コピーレフト。
  • 義務: ソフトウェアとモデルをオープンソースに。プロジェクト全体のオープンソース化に備える、と明記。
  • 改変物: 派生もAGPL対象。ネット提供時はソース提供義務あり。
  • 商用・私的デプロイ: 公式比較表ではAGPLでは×。Enterprise/Academicの検討が必要。

2. Ultralytics Enterprise License

企業向け。オープンソース義務なし。私的利用・配布可(Terms)。

  • 対象: YOLO一式(YOLOv5/v8/11/26+将来版)、プロプライエタリモデル、ドキュメント、アップデート。
  • 権利: 商用利用、下請け利用、改変・自前訓練モデルの所有権はライセンシーに帰属。
  • 制限: 再ライセンス・転売・譲渡(子会社含む)不可。表示の改変・削除禁止。
  • 料金: 年次料金。更新60日前に金額確定。支払い30日以内(遅延時1.5%)。
  • 期間: 1年自動更新。不更新なら45日前に書面通知。解約後は販売済み製品は権利維持、未販売・内部利用は停止。

YOLO26だけのEnterprise契約はなし。 1契約で全YOLOにアクセス。価格・スコープは要問い合わせ。

3. Ultralytics Academic License

大学・研究機関向け。非商用のみ。改変・訓練モデルの知的所有権は保持可。年次料金・詳細は申請で確認。

4. 引用

学術利用時は公式BibTeX(Glenn Jocher, Jing Qiu、AGPL-3.0)で引用を推奨。利用形態に応じ、公式法務ページで要確認。

Artist's Perspective

「まだ、試していないのですが、YOLO26を使ってデモプログラムを作ってみたいと思います。YOLO11はかなり使いやすい物体検出でかなりの高精度でした。モバイルでもつかいやすかったので、YOLO26を進化していると思います」