DayLeaf Calendar ユーザーマニュアル

🎉 バージョン1.2 リリース!
大幅アップデートにより、検索機能の追加、UI改善、バグ修正など多くの機能が向上しました。
更新日:2025年9月29日 | バージョン:1.2.0
【ご利用にあたって】
本アプリは個人の日々の記録やアイデア整理を目的として開発されています。
重要な業務データや機密情報の管理には、専用の業務システムをご利用ください。
データのバックアップは定期的に行うことをお勧めします。
🛡️ 【データ保護の設計思想】
このアプリは「データは消さない」という考えで設計されています。

カレンダー上に保存したデータは、コピーされて保存されます
配置したアイテムを削除しても、Trash領域に移動するだけで完全には消えません
最終的にTrashを削除しなければ、このアプリからデータは消えません

大切な記録やアイデアを安心して保存・管理できる、安全設計のカレンダーアプリです。
DayLeaf Calendar アイコン
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目次

  1. DayLeaf Calendarとは
  2. 画面構成と主な機能
  3. 基本の使い方
  4. ごみ箱とデータの安全管理
  5. データ保存・バックアップ・移行
  6. 設定とカスタマイズ
  7. よくある質問・トラブル対策
  8. ファイルコピー・管理機能
  9. 検索・フィルタリング・並び替え機能
  10. ショートカット・便利機能
  11. サポート・お問い合わせ
  12. 使用ライブラリ・ライセンス情報

1. DayLeaf Calendarとは

DayLeaf Calendarは、「紙の日めくりカレンダー」の温かみや楽しさをデジタルで再現した、Windows向けデスクトップカレンダーアプリです。

DayLeaf Calendarの特徴
こんな方におすすめ
・毎日を記録したい方
・仕事や勉強の進捗を日ごとに整理したい方
・紙のカレンダーの雰囲気が好きな方
・大切なデータを自分のPCで安全に管理したい方

2. 画面構成と主な機能

DayLeaf Calendarは、「カレンダー本体」を中心に、コントロールパネル編集モーダルなど、直感的に操作できる画面構成になっています。

2.1 画面全体の構成

ヒント: 画面の各部はマウス操作だけでなく、ドラッグ&ドロップや右クリックメニューにも対応しています。

2.2 各部の詳細と主な機能

ポイント: すべての操作は「日付ごと」に分かれて管理されるため、特定の日だけを編集・バックアップ・復元することも簡単です。

3. 基本の使い方

3.1 日付の移動

ヒント: マウスホイールやキーボードの矢印キーでも日付移動が可能です(バージョンによる)。

3.2 メモ・落書き・お絵描き・ファイルの追加・編集

例:1日の記録を残す手順
1. カレンダーで記録したい日付に移動
2. 「編集」ボタンを押す
3. 「メモ」タブでテキストを入力し、色・サイズ・背景色・タグを選んで「保存」
4. 「落書き」タブでイラストや図を描き「保存」
5. 「お絵描き」タブで高度な描画ツール(Fabric.js)を使って図形やテキストを描画「保存」
6. 「ファイル」タブで資料をドラッグ&ドロップして添付

3.2.1 落書き機能(v1.2で改善)

落書き機能は、シンプルな手書きイラストや図を描画できる基本的な機能です。
v1.2での改善点: 消しゴム機能を削除し、より安定した動作に改善しました。ペンとUndo機能で十分な描画体験を提供します。

3.2.2 Drawing機能(v1.2新機能 - 高機能描画システム)

Drawing機能は、従来の落書き機能とは別の高機能な描画システムです。 豊富な描画ツール、詳細な設定、メタデータ管理、高度な操作機能を提供します。

3.2.3 Drawing機能の詳細仕様

3.2.3.1 Drawingダイアログの構成要素
3.2.3.2 Drawing機能の操作方法
  1. Drawingダイアログを開く:コントロールパネルの「Drawing」ボタンをクリック
  2. メタデータ入力:タイトルと説明を入力(オプション)
  3. ツール選択:描画したいツールを選択(手、ペン、ハイライター、図形、テキスト、自由形状)
  4. 色とサイズ設定:色スウォッチで色を選択、スライダーでストローク幅やフォントサイズを調整
  5. 描画実行:キャンバス上で描画操作を実行
  6. 編集操作:Undo/Redoで操作を取り消し/やり直し
  7. 保存:「Save」ボタンで描画を保存
  8. 読み込み・エクスポート:「Load」で既存の描画を読み込み、「Export」で外部ファイルとして出力
3.2.3.3 従来の落書き機能との違い
機能 落書き機能 Drawing機能
描画ツール ペンのみ 7種類のツール(手、ペン、ハイライター、図形、テキスト、自由形状)
色選択 制限あり 複数色スウォッチ
設定項目 基本設定のみ ストローク幅、フォントサイズなど詳細設定
メタデータ なし タイトルと説明の入力
ファイル操作 保存のみ 保存、読み込み、エクスポート
ヒント: Drawing機能は従来の落書き機能とは完全に独立した機能です。
より精密で複雑な描画が必要な場合はDrawing機能を、シンプルな手書きメモが必要な場合は落書き機能をご利用ください。

3.3 ファイルのドラッグ&ドロップ・プレビュー・エクスプローラー連携

3.4 レイヤーと表示カスタマイズ

3.5 設定のカスタマイズ

ポイント: すべての操作は「日付ごと」に保存されるため、特定の日だけを編集・バックアップ・復元することも簡単です。

4. ごみ箱とデータの安全管理

DayLeaf Calendarは、独自のごみ箱機能を搭載し、誤って削除したメモ・落書き・ファイルも簡単に復元できます。
データ移行やバックアップも安全設計で、大切な記録を守る仕組みが充実しています。

4.1 ごみ箱機能のポイント(v1.2で改良)

カレンダー内の機能で削除したデータは、すべてごみ箱に移動されます。ごみ箱は一時的な保存場所として機能し、必要に応じてデータを復元できます。
v1.2での改良点: ごみ箱一覧の表示と操作性が大幅に改善され、より使いやすくなりました。

4.1.1 ごみ箱の操作方法

ごみ箱機能は設定画面からアクセスでき、以下の3つの主要な操作が可能です:

1. ごみ箱を開く(Open Trash):
設定画面の「Open Trash」ボタンをクリックすると、ごみ箱フォルダがエクスプローラーで開きます。 これにより、ごみ箱内のファイルを直接確認・操作できます。
2. ごみ箱の内容を確認(Trash Contents):
設定画面の「Trash Contents」ボタンをクリックすると、削除されたデータの詳細一覧が表示されます。 各アイテムの情報(名前、サイズ、削除日時、元のパス)を確認できます。
3. ごみ箱を空にする(Empty Trash):
ごみ箱内の左下にある「Empty Trash」ボタンを押すと、ごみ箱内のすべてのデータが完全に削除されます。 この操作は取り消しできないので、実行前に復元が必要なデータがないか確認してください。
4. データの復元:
各項目の右側にある「Restore」ボタン(緑色の葉っぱアイコン付き)を押すと、そのデータが元の日付の場所に戻ります。 復元後は、通常通りカレンダー上で編集・利用できます。
注意: ごみ箱内のデータを完全に削除したい場合は、エクスプローラー等でごみ箱フォルダを手動で削除してください(アプリからは「完全削除」は行えません)。

4.2 ごみ箱からの復元手順

  1. 設定画面の「ごみ箱一覧」ボタンをクリック
  2. 復元したいアイテムの「復元」ボタンを押す
  3. 元の場所にデータが戻ります(同名ファイルがある場合は上書き確認あり)
  4. メモのエクスポート・インポート機能で、特定のメモだけを選択してバックアップ・復元できます

4.2.1 ごみ箱内のデータ情報

ごみ箱内の各アイテムには以下の情報が表示されます:

ファイル数の表示: ごみ箱内のファイル数が上部に表示されます(例:「8 files」)。 スクロールバーが表示されている場合は、さらに多くのアイテムがごみ箱内に存在することを示しています。
ヒント: ごみ箱フォルダ自体をOSのエクスプローラーで開くこともできます。

4.3 データの安全設計

ポイント: 大切なデータをうっかり消してしまうリスクを最小限に抑え、安全に管理できる設計です。

5. データ保存・バックアップ・移行

DayLeaf Calendarのデータは、すべてローカルPC内の「データフォルダ」に保存されます。
クラウドや外部サーバーは一切利用せず、ユーザー自身がPCのファイル操作で保存先の変更やバックアップが可能です。

5.1 データフォルダの構造

データは日付ごとに階層化され、各日付ごとに「メモ」「落書き」「添付ファイル」などが整理されています。

<データ保存先>/
  └─ YYYY/
      └─ MM/
          └─ DD/
              ├─ memos/         ... メモデータ(JSONファイル群)
              ├─ drawings/      ... 落書き・Drawingデータ(JSONファイル群)
              ├─ files/         ... 添付ファイル・フォルダ
              ├─ file_positions.json ... ファイルの位置情報
    
v1.2での変更: Drawing機能のデータも従来の落書き機能と同じ「drawings/」フォルダに保存されます。 データの種類はJSONファイル内のメタデータで区別されます。

5.2 バックアップの方法

5.3 データ移行(保存先変更)の方法

データ移行処理では、任意のディレクトリにデータを移行し、そのあと、そのディレクトリにカレンダーアプリがデータを保存するようになります。

  1. 設定画面で「データ保存場所」を変更
  2. 現在のデータが新しい保存先にコピーされます(元データは残ります)
  3. コピー完了後、新しい保存先で作業を続けられます
  4. メモのエクスポート・インポート機能で、特定のメモだけを選択してバックアップ・復元できます

5.3.1 データ移行処理の詳細

データ移行処理中は、以下のような画面が表示され、移行の進捗状況をリアルタイムで確認できます:

移行処理の特徴:
• 移行中もアプリの他の機能は通常通り利用可能
• 進捗状況をリアルタイムで確認できる
• 必要に応じて移行処理を一時停止・キャンセル可能
• 移行完了後、自動的に新しい保存先でデータの読み書きが開始される
ポイント: データ移行時も、元のデータは消えません。エラーやキャンセル時も安全です。

5.4 保存先指定の注意点

.asar拡張子のファイルやフォルダは、データ移行やコピー時にエラーとなる場合があります。
これらのファイル・フォルダはDayLeaf Calendarの通常データとしては利用できません。
エラーが発生した場合は、.asarファイルやフォルダをコピー対象から除外するか、 Windowsのエクスプローラー等、OS標準のファイル操作で手動コピーを行うことで回避できます。
これはアプリのフレームワーク(Electron/Node.js)の仕様上、アプリ経由のコピー処理では一部の特殊ファイルに制限があるためです。
※ データフォルダの操作は、必ずアプリを終了してから行ってください。
※ フォルダやファイルを削除する場合は、必要なデータのバックアップを取ってから実施してください。

6. 設定とカスタマイズ

DayLeaf Calendarは、豊富なカスタマイズ機能を備えています。設定画面から、見た目や動作、データ保存先などを自由に調整できます。

※ 一部の設定(言語・テーマ・開発者モードなど)は、アプリの再起動後に反映されます。

6.1 アイコン自動位置調整(重要設定)

アイコン自動位置調整は、カレンダー画面上でメモ・落書き・お絵描き・ファイルのアイテムが画面外にはみ出してしまった場合に、自動的に適切な位置に整列させる機能です。

6.1.1 自動配置機能の仕組み

この機能をONにすると、カレンダーのサイズや画面サイズに応じて、アイコンが画面内に収まるように自動的に配置されます。

アイコン自動位置調整がOFFの場合:
• アイテムを画面外にドラッグしてしまうと、見えなくなってしまう
• 手動で探して戻すのが困難
• 画面サイズを変更した際にアイテムが画面外に出てしまう
• アイテムの重複や重なりが発生する可能性がある
アイコン自動位置調整がONの場合:
• 画面外のアイテムが自動的に画面内の適切な位置に移動
• アイテムの重複を避けて、見やすい配置に自動調整
• 画面サイズ変更時も自動でアイテムを再配置
• カレンダーのサイズに応じて最適なレイアウトを自動生成

6.1.2 設定の使い分け

ONにすることを推奨: 通常の使用では、アイコン自動位置調整をONにすることを強く推奨します。
これにより、アイテムが画面外に消えてしまうトラブルを防ぎ、常にすべてのコンテンツを確認できるようになります。
OFFにする場合: 以下のような場合にOFFにすることも可能です
• アイテムの位置を手動で細かく調整したい場合
• 特定のレイアウトを維持したい場合
• 自動配置による意図しない移動を避けたい場合

注意: OFFにすると、アイテムが画面外に出てしまう可能性があります。その場合は手動で位置を調整する必要があります。

6.2 データ保存場所(重要設定)

データ保存場所は、DayLeaf Calendarで作成したメモ・落書き・お絵描き・ファイルなどのすべてのデータが保存されるフォルダの場所を指定する設定です。

6.2.1 初期設定と推奨保存先

6.2.2 保存先変更の手順

  1. 設定画面の「データ保存場所」セクションで「選択...」ボタンをクリック
  2. 新しい保存先フォルダを選択(または新規作成)
  3. 「OK」をクリックして確定
  4. 既存データの移行確認ダイアログが表示される
  5. 「はい」を選択すると、現在のデータが新しい保存先にコピーされる
  6. 移行完了後、新しい保存先で作業を続行

6.2.3 データ移行の特徴

重要: データ移行は必ずアプリを終了してから行い、移行完了を確認してから古いフォルダを削除してください。
また、移行前にデータのバックアップを取ることを強く推奨します。

6.2.4 保存先変更が必要な場合

ヒント: 設定画面はコントロールパネルの「設定」ボタンからいつでも開けます。

7. トラブルシューティング・よくある質問

7.1 トラブルシューティング

ヒント: ほとんどのトラブルは「再起動」「保存先の確認」「最新版へのアップデート」で解決することが多いです。

7.2 よくある質問

10. ファイルコピー・管理機能

DayLeaf Calendarは、2種類のファイルコピー方式を提供しています:通常コピーシェルコピーです。 どちらの方式も安全性を重視して設計されており、コピー処理中に元のファイルが変更されたり削除されたりすることはありません。

10.1 通常コピー機能

通常コピーは、日常的なファイル操作に適した基本的なコピー機能です。

10.2 シェルコピー機能

シェルコピー機能は、WindowsのOSコマンドを利用して、通常のコピーでは失敗しやすい特殊ファイルも安全にコピーできる機能です。

10.3 重要な注意事項

⚠️ コピー時の注意点:
大量のファイルを一度にコピーすることは避けてください
1つのファイルのサイズは1GBを超えないようにしてください(推奨は100MB程度)
フォルダとファイルを同時に一括コピーする場合は避けてください
• 一つのフォルダにまとまっている場合は、その通りにコピーされます

10.4 写真ファイルのコピー

写真などの画像ファイルは、通常コピー機能でそのまま利用できます。フォルダ構造を保ったまま、うまくまとめてコピーされます。

10.5 コピー進捗の確認

ファイルコピー中は、リアルタイムで進捗状況を確認できます。完了後は、成功したファイル数やエラー情報も表示されます。

ポイント: すべてのコピー操作は安全です。元のファイルは変更されたり削除されたりすることはありません。

9. ショートカット・便利機能

※ 現時点ではショートカットキーによる操作(例:F12やCtrl+Shift+Iなど)は未実装です。
今後のバージョンでショートカット対応を検討しています。
ヒント: 今後もユーザーのご要望に応じて便利機能を追加予定です。

11. サポート・お問い合わせ

ご不明点や不具合は、アプリ内ヘルプまたは下記の開発者連絡先までご連絡ください。
開発者連絡先: Udon Soba yosuke4061@gmail.com

ヒント: よくある質問やトラブル対策は本マニュアルの「7. トラブルシューティング・よくある質問」もご参照ください。

12. 使用ライブラリ・ライセンス情報

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アプリケーションライセンス

DayLeaf Calendar
Copyright (c) Udon Soba 2025
All Rights Reserved.

本ソフトウェアは著作権法および国際著作権条約によって保護されています。
本ソフトウェアの無断複製、配布、改変は法律で禁止されています。

本ソフトウェアの使用条件:
1. 本ソフトウェアの使用権はライセンス購入者に対してのみ付与されます。
2. 購入者は本ソフトウェアを一台のデバイスにインストールして使用することができます。
3. 本ソフトウェアの逆コンパイル、リバースエンジニアリングは禁止されています。
4. 本ソフトウェアは現状有姿で提供され、いかなる保証も行われません。
5. 作者は本ソフトウェアの使用によって生じたいかなる損害についても責任を負いません。

使用オープンソースライブラリ

MITライセンス全文

MIT License

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The above copyright notice and this permission notice shall be included in all copies or substantial portions of the Software.

THE SOFTWARE IS PROVIDED "AS IS", WITHOUT WARRANTY OF ANY KIND, EXPRESS OR IMPLIED, INCLUDING BUT NOT LIMITED TO THE WARRANTIES OF MERCHANTABILITY, FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE AND NONINFRINGEMENT. IN NO EVENT SHALL THE AUTHORS OR COPYRIGHT HOLDERS BE LIABLE FOR ANY CLAIM, DAMAGES OR OTHER LIABILITY, WHETHER IN AN ACTION OF CONTRACT, TORT OR OTHERWISE, ARISING FROM, OUT OF OR IN CONNECTION WITH THE SOFTWARE OR THE USE OR OTHER DEALINGS IN THE SOFTWARE.

(MITライセンスが適用されるライブラリに関しては上記の条件に従います)

BSD-3-Clauseライセンス全文

BSD 3-Clause License

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All rights reserved.

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(BSD-3-Clauseライセンスが適用されるライブラリに関しては上記の条件に従います)

本ソフトウェアに含まれる各ライブラリ・バイナリは、それぞれのライセンス条件に従ってご利用ください。

開発者からの感謝

DayLeaf Calendarをご利用いただき、心より感謝申し上げます。
本アプリは多くのオープンソースコミュニティの力と、ユーザーの皆様のご意見・ご要望に支えられて成長しています。
これからも「日々の記録が楽しくなる」アプリを目指して改善を続けてまいります。
どうぞ末永くご愛用ください。
- Udon Soba(開発者)